これまでオフィスカルテでは、環境図によりオフィスを可視化してきました。これはIT機器やネットワークの状態を反映することにより、機器の状態やネットワーク脅威に対するリスクを目に見えるカタチにしたものです。オフィス環境図は、お客様毎に異なるオフィス環境をいかに分かりやすく見せられるかを試行錯誤し機能を実装しました。
また、「オフィス環境図に配置されたネットワーク機器の状態を直ぐに確認できるようにしたい」という声から、状態に応じて機器アイコン上にアラート表示をさせる機能を実装。どの機器を見直す必要があるのかを直感的に確認できるようにしました。
機器情報から得られるデータを活用する事で、今後は、お客様が先々のネットワーク脅威や情報流出などのリスクに対して、どの様な対策をする必要があるのかを、見える化します。
その一環として、脅威やリスクに対する対策を計画的に推進できるような環境図の機能を提供していきます。
オフィスカルテでは、機器情報を収集したログを使うことで色々なものが見えてきます。 個人任せにしがちな従業員のパソコンの利用状況、セキュリティ対策の更新状況から、UTMやサーバの稼働状況、社内ネットワーク上のIT機器までが理解し易い形で見えるようになります。
ログだけだとイメージが伝わらないことでも、お客様レポートで図や絵にして見せることで、サービスを利用いただいている方々から分かりやすいというお声をいただいています。
最近は「見える化」という言葉をよく耳にしますが、効率的な労働時間をはじめとする働き方改革は、現状把握をして定量的に分析した結果から改善する内容を決めなくては前に進みません。
オフィスカルテの導入によって、中小企業の「見える化」に役立ち、「働き方改革」へ貢献できるサービスをより充実させていきたいと思っています。
オフィスカルテの導入で機器の見える化が完了し、次の段階で働き方の見える化がテーマになりました。そこで私たちが注目したのが、ログの活用方法です。
お客様レポートではお客様のネットワーク環境を定期的に診断し、問題点を発見し、改善に繋がるアドバイスをしています。そこから更にネットワーク環境の状態だけではなく、機器の使い方から働き方も見えるようにレポートの内容を充実させていきました。
ログを取るだけでなく、そのログをどのように分析するのかが重要でした。
レポートの情報の精度を高めるために、収集したログを分析し、不足している情報をカルテ独自の辞書を作って補うなど、様々な工夫を凝らしました。カルテ独自の辞書については作ったら終わりではなく、現在も試行錯誤を続けて辞書の拡充に努めています。
これから更にお客様の働き方に寄り添えるように、カルテを発展させていきます。
オフィスカルテでは、PCの状態や稼働・操作に関する内容をレポートにしています。こうしたPCのログ情報により稼働状況の把握をすることが可能となります。
各IT機器のログから稼働状況を把握していくためには、多様なログ収集が必要です。いわゆるビックデータが必要になるのです。
これらのログを収集するためには、各端末における利用状態の確認や調査が必要となります。実際のネットワークの環境を特定し、お客様環境を把握できるようにするため、情報収集と整理に多くのリソースを割いています。
今後、更なるログを集めることにより、機器の稼働状況から人の動きまでをカルテ上で表現し、働き方改革につながるようサービスを拡充させていきます。
IoTやM2Mなど、新しいネットワークの言葉をニュースなどで、身近に耳にするようになりました。しかし、こう言った技術が実際の生活にどのように役立つのか、分かりづらいのも事実です。色々なモノやコトの情報が、一元管理できて、新たなビジネスチャンスを創造する、と言われてもピンくるのは難しいのではないでしょうか。
私たちは、サービスの開発をする際に、ネットワークに関するテクノロジーを身近に、分かりやすくご利用頂けることを第一に考えています。このような考えの下、開発されたのが「オフィスカルテ」です。
「オフィスカルテ」は、これまで専任者を必要とした、ネットワーク機器をハードウェアとしてはもちろん、コンプライアンスの視点からも簡単に管理運用して頂けるのが特徴です。
「オフィスカルテ」を始めとして、これからもネットワーク社会に大胆なアイデアで挑戦し続け、お客様の経営に役立つサービスやツールの開発、提供をしていけたらと思っています。
ネットワークが、大容量、モバイル端末へとシフトし人々の生活が変化していく中、ネットリソースマネジメントの新たなサービスにご期待下さい。